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猫と暮らしながら、植物も楽しむには?

公開 2026.10.19更新 2026.10.19読む目安 約6分

おうちにグリーンを飾りたいときの、植物選びと工夫

お部屋に観葉植物や季節のお花を飾りたいけれど、猫と暮らしていると「もし葉っぱをかじったら……」「鉢を倒して土にイタズラされたら……」と心配になりますよね。

猫と一緒に、緑や花のある暮らしも楽しみたい。そんなときに知っておきたい植物の選び方と、暮らしの中でできるちょっとした工夫をまとめました。

1. まずは「家に入れない植物」を知っておく

お店で気になるひと鉢を見つけたら、まずは名前を確かめてみましょう。見た目が似ていても、植物によって猫への影響は違います。

特に気をつけたいのが、ユリやヘメロカリス(デイリリー/ワスレグサの仲間)です。葉や花びらだけでなく、毛についた花粉をなめたり、生けていた花瓶の水を飲んだりしただけでも、猫の腎臓に重い障害を起こすおそれがあります。猫のいる家には、たとえ切り花であっても持ち込まないようにしましょう。 贈り物の花束にもユリが入っていることがあるので、いただいたときにも、どんな花が入っているか確かめてみてくださいね。猫が触れられる庭に植えるのも避けたい植物です。

ユリを口にしたかもしれないときは → 記事の最後へ

また、小さな花がかわいらしいスズランも、心臓に影響する毒を持っています。⁠[1]

観葉植物として身近なポトス、モンステラ、アロエなども猫には有害です。「高い棚に置けば大丈夫」と思っていても、猫は思いがけない場所に登ってしまうことがあります。有害な植物は、室内に持ち込まないことを基本にして選んでいきましょう。⁠[2][3][4]

2. お庭の花を、窓越しに楽しむ

室内に飾るのが難しいときは、「外で育てて、窓越しに眺める」という楽しみ方もあります。

窓の内側から外を見ている猫と、手前に咲くピンクのバラ
窓の中から、庭のバラを眺める猫

うちでも庭にバラを植えていて、最初の年は「ピエール・ドゥ・ロンサール」を切り花にしてお部屋に飾っていました。

バラ自体は、猫に毒性がないとされる植物です。でも、うちでは別の問題が起きてしまいました。猫が花瓶を倒してしまうんです。

そこで今は、バラを室内に入れるのはやめて、窓から見える場所で咲く花を楽しんでいます。

夜、窓辺に並んで外のバラを眺める3匹の猫の後ろ姿
夜の窓辺で、外のバラを眺める3匹

ちなみに、「クリスマスローズ」は名前にローズとついていますが、バラとは別の植物で、猫には有毒です。名前が似ていると少しややこしいので、選ぶときにはラベルも確かめてみてくださいね。⁠[5][6]

うちの庭には「ウォーカーズロウ」というキャットミントも植わっています。名前にキャットとつくものの、キャットニップほど猫を惹きつけないそうです。うちで集まってくるのは、もっぱらまるまるした蜂たちばかり。

こちらも猫に食べさせるものとしてではなく、庭の景色として楽しんでいます。⁠[7]

外と室内で分けるのはひとつの工夫ですが、猫が出入りするお庭やベランダの場合は、そこに植える植物も同じように安全かどうか確認してくださいね。

3. 室内に飾るなら、植物選びと置き方をひと工夫

「やっぱりお部屋の中にもグリーンが欲しい!」というときは、猫に毒性がないと確認されている種類から選んでみましょう。

たとえば、テーブルヤシはそのひとつです。ただし、毒性がない植物であっても、食べると吐いてしまったり、お腹の調子を崩したりすることはあります。観賞用の植物は、猫にかじらせない場所に置くことも大切です。⁠[8][9]

お気に入りのひと鉢を選んだら、猫がいつも通る場所や、よく飛び乗る家具を思い浮かべながら置き場所を考えてみてください。

棚に置いたり、吊るして飾ったりするときも、近くに足場になる家具はないか、垂れ下がった葉に手が届かないかを見ておきます。鉢が倒れないよう安定感を確かめて、落ちた葉はこまめに片付けましょう。

水やりや土の管理がいらない、フェイクグリーンを取り入れるのもひとつの方法です。ただ、こちらもかじってパーツを飲み込んでしまわないような置き方に気をつけてくださいね。植物柄の小物や花の写真なら、葉っぱを置かずに緑や花を楽しめます。

4. 「これはあなたの分だよ」の猫草も

葉っぱに興味津々な子には、猫用として販売されている「猫草」を用意する方法もあります。イギリスの猫保護団体「Cats Protection」も、室内で猫がかじるための草を用意することを紹介しています。⁠[10]

「これはあなたの分だよ」と、小さな鉢をひとつ。

楽しみになる子もいますが、猫草を置いたからといって、ほかの植物をかじらなくなるわけではありません。観葉植物の置き場所にはそのまま気をつけながら、その子の様子を見て取り入れてみてください。

猫にも人にも、心地よい暮らしを

窓から眺めるお庭の花も、お部屋に迎えるお気に入りのひと鉢も、楽しみ方はいろいろあります。

うちでは、花瓶を置くのをやめて、窓の外のバラを楽しむ形に落ち着きました。猫と暮らしていると、最初に思い描いていた飾り方とは少し変わっていくこともありますね。

何を選ぶか、どこで楽しむか。そのおうちの猫と暮らしに合う形で、好きな花や緑を取り入れていけたらいいなと思います。

もしも植物を口にしてしまったらユリの葉や花、花粉、花瓶の水を口にした可能性があるときは、元気に見えても症状が出るのを待たず、すぐに動物病院へ連絡してください。ほかの有毒植物を食べた疑いがある場合も同様です。
植物の名前や写真、気づいた時刻、口にした部分や量を、分かる範囲で伝えましょう。植物の種類が分からない場合も、そのまま相談してください。⁠[1][9]

この記事は、猫と暮らしてきた経験と、調べたことをもとにまとめたものです。気になることがあるときは、かかりつけの獣医さんに相談してください。

参考にした資料

いずれも英語のページです(外のサイトが開きます)。

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